畳スパーク2020 開催レポ

畳スパークお疲れ様でした。

開催後、本ホームページは閉鎖予定でしたが、今後の対策やエビデンスとして有効活用できるかもしれないなとぼんやり思いましたので、開催結果まとめとともに、一部、内輪向け情報は修正して跡地にします。
というのも以前、艦これ同人誌即売会「砲雷撃戦!よーい!」in江田島能美海上ロッジ(現在閉館)で、客室に配置され畳の上でお茶と並ぶ同人誌や、食堂で地酒や地元特産品と同人誌を楽しむ参加者のお写真を拝見し、ああ~見本市会場いっぱいに並ぶ即売会も最高だけど、きっとこういうのも楽しいだろうな~と思っていました。
友人から同人誌交換会がやりたいな、という話をきいて、それを思い出し、なんかもうこの元気が出ないこのご時世で「思わず本を発行してしまうほど魅力的で元気が出てしまうようなこと」って、もうあれしかない、畳の上で即売会だ!!と思い至って開催した次第です。
というわけでここに畳の上に本が陳列している様子を残しておくことで、誰かの元気に繋がり、よりよいシン・同人誌即売会様式を検討する一助になればと思い、楽しかった記録を残しておきます。

感染者 なし(2020年8月23日現在)

<開催概況>
▼参加状況
・当日参加スペース 6sp
・委託参加スペース 7sp
・当日参加者 6名
・遠隔参加者 10名

▼頒布物(8/9発行物のみ)
・同人誌:12冊(コピー本含む)
・ペーパー:6枚(未印刷含む)
・写真系印刷物:11種類
(参考)ジャンル…Fate、あんさんぶるスターズ、ツイステッドワンダーランド、魔法使いの約束、HANDEAD ANTHEM、第五人格、宝石の国

<工夫のハイライト>
▼「畳」での出し物
習字セット
畳と言えば習字。習字セットをご用意しました。(百均)
主催が慌ただしく準備している間、みんなが楽しんでくれてなによりです。
最終的に遠隔参加者の食べたいものリクエストに応じて居酒屋状態になりました。片付けが多少めんどくさかった。

既刊図書館
主催が参加者(遠隔含む)の既刊をほぼ全部もっていたので、夏におすすめの同人誌セレクションを持参しました。
委託参加者からトレペを寄贈していただき、トレペ感想がその場で書ける!というプランだったのですが、時間がまっっっっっったく足りなかった。

トランプ
畳と言えばトランプ。後述する物々交換条件で活用されました。開会にあたって、宝具カルタとかもしたかったんですが、手が接触するだろうしやめておきました。

▼物々交換
・会場の施設利用要件で、販売行為が禁止されている施設だったため、また感染症予防の観点からも、参加者には物々交換をお願いしました。
・3大おもしろ物々交換
「キャラクターについて語る」
「スピード(トランプ)でスペ主に勝利する」
「夏の季語を入れて俳句を一句つくる」
ええんかそれで。
・ほとんどが頒布物と頒布物の交換が主となったので、ジャンル分からんとかもあったけどもう困ったときの共通ジャンルFGOで乗り切った。身内なのでできた所行だと思います。
・当日参加は6名だったので、自然に3グループに分かれて、自然に人が入れ替わりつつ、ちょうどいい感じでした。

▼委託参加(遠隔参加)
・委託物は郵送とネットプリントをフル活用。ありがとう物流、ありがとう技術革新。
・Discordで専用サーバーを作成、会場の本部テーブルにiPadを置いておいて音声中継。
・当日参加メンバーもスマホでログインし、自由に会場の写真をテキストチャンネルに掲載。
・Discord初心者が多発(ごめん)したものの、普段からオンラインゲームに手慣れている勢がなんかうまいことしてくれた。
・遠隔参加者は10人程だったため、ボイスチャンネルは会場のみ、遠隔参加者はミュート状態で会場の音声を聞きながら、チャットでやりとりしてくれていました。
 → 参加者が会場中継をずっと聞いていなくてもチャットログで内容が把握可能、運営が遠隔参加者の状況を把握しておく必要もなく、後で記録を見返すのも楽で結果的に◎
・委託参加者にそれぞれテキストチャンネル(委託スペース)を作成。当日頒布物を載せてくれた方もいました。予め、当日参加者も自スペのお品書きを掲載するなどしていたら、より遠隔参加者もイベント参加感を味わえたと思います。次回に期待。

<改善点>
▼実施時間
・真夏の13:00集合は灼熱地獄でした。
・13:00~16:00の3時間は短すぎました。1人1人と言葉を交わすので、体感1秒でした。

▼スペース紹介
・ジャンルバラバラ、初対面多しだったので、自己紹介したほうがいいなと気付いて、全員の自己紹介と本日の頒布物紹介を突如スタートした。
・委託スペースの紹介も行ったが、主催が大雑把に巻きで説明したのですごく不足があったと思います。せっかく全員Discordにいてくれたので、それぞれにしゃべってもらったらより良かったですね。

▼導線
・当日まで参加人数が確定しなかったので、現地でケースバイケースで適当に検討。
・1人1机の予定でしたが、さすがにそんなに並べる物がない!となって2スペース1机(距離を取るため斜めに座る)。
・結果的に2人1組で本を交換していったので1人1机滞在となり密は回避した。


<主催のしたこと>
・毎日最新情報を収集
正確な政府発表や自治体公表情報、政策方針等を把握する。

・感染症対策ガイドラインの読み込み
各種業界ガイドラインにおける懸念点、感染リスクの高い状況に置ける対応策、発生時の対応等について読み込み、学ぶとともに、各連絡先の確認を行っておいた。

・施設調整(結構大事)
このご時世での場所借りは、借り元も借りてほしい気持ちは山々だが、感染者出たら…という気持ちも結構ある。ので、借り元のご迷惑にならぬよう、借用書等の書面作成の対応、参加人数の報告など徹底。

・物品調達
お金さえあれば万事解決。除菌できるウェットシートや消毒液は持参しましたが、施設のいたるところに消毒液もあった上に部屋用にも貸し出してくれるタイプだったので、それらもありがたく使わせてもらった。

・参加者判断の尊重(一番大事)
当人の判断に責任意識が問われる状況を鑑み、同調圧力が発生しないように心がけ、参加者の判断を尊重するため、全て個別連絡で対応。
参加の可否の判断に関わりそうな情報は、本ホームページに掲載し、日々刻々と変わるので常時更新、それぞれの判断で必要な最新情報を確認してもらう形にした。
参加の可否の判断に悩む人には親身になりすぎない程度に情報提供。あくまでも主催は、参加者にとっての最良の判断を望んでいることを真摯にお伝えしたつもり。

<総評>
・自らの好きなものを好きにアプローチする、これぞ「サークル」活動の原点であり、オタクの語源の由来だなと振り返るなどした。
・主催と参加者の、一対一の関係性が予めしっかり構築されていることが最も重要だったと感じます。
・大規模イベントのように頒布対応に追われる事がなく、スペース主との対話にも焦る必要がなく、むしろ他者の思い入れに対する興味・関心の広がりにより、頒布物への理解とともに知らないジャンルや新しい世界に触れることもできた。
・参加協力いただいたみなさん、ジャンルもバラバラな中、本当にありがとうございました。これに懲りずまた何か企画したら是非ともご参加よろしくお願いします。

畳スパーク2020

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